歯周病

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歯周病治療のご案内

歯周病は、知らないうちに歯ぐきの骨がなくなる病気です。歯の表面にプラーク(歯垢)が付着し、その中の歯周病菌が増殖することによって歯を支える土台である歯周組織や骨を破壊し、歯を失ってしまうこともあります。おもな原因がプラークですが、糖尿病などの全身の病気やタバコを吸うなどの生活習慣が、歯周病をひきおこしたり悪化させる原因にもなっています。

次亜塩素酸電解水のご案内

次亜塩素酸電解水は、口腔内の細菌やウイルスに対して速やかに作用し、効果的に消毒することができます。人体に対する毒性が低いため、適切な濃度で使用することで、安心してうがい薬として使用することが可能です。定期的な使用により、口腔内の清潔を保ち、感染症の予防に効果を発揮します。

歯周病にならないために

ご家庭で…

  • 自分に合った正しいブラッシング方法を知りましょう。
  • だらだら食いや間食を控え、規則正しい食習慣を身につけましょう。
  • 当院で販売している「次亜塩素酸電解水」で朝・昼・晩にうがいをしましょう。

歯科医院で…

  • 歯周病は痛みや出血など、自覚症状が出てからでは治療に時間と費用がかかります。定期的に検診を受けて、衛生士によるブラッシング指導と歯の掃除をしてもらいましょう。

口腔カンジダ検査のご案内

当院では、口腔内の健康状態を維持し、様々な疾患の早期発見と治療を促進するために、口腔カンジダ検査を実施しています。口腔カンジダ検査は、口腔内におけるカンジダ菌の存在を特定し、カンジダ症(カンジダ菌による感染症)の診断に役立ちます。特に、免疫力の低下している患者様や、義歯を使用されている患者様に推奨される検査です。

口腔カンジダ検査の重要性

  • 早期発見
    • 口腔カンジダ症は初期段階では自覚症状が少ないため、定期的な検査による早期発見が重要です。
  • 治療計画の策定
    • 検査結果に基づいて、最適な治療計画を立案し、迅速な治療を行うことができます。
  • 予防
    • 口腔カンジダ症の再発防止および他の口腔疾患への予防にも繋がります。

歯周病は薬で除菌

歯周病治療といえば昔から歯みがき指導と歯石を除去したりする歯のまわりのお掃除がどの歯科医院でもされている基本な治療です。しかし、この基本的治療をしても、一生懸命歯磨きしても、なかなか歯肉の炎症が取れず、歯肉の腫れや出血・口臭で悩まれ、歯周病で歯を失う方がおられることも事実です。ところが、現在では原因である菌を特定し、薬でその菌を除菌する事ができるようになったのです。この治療法は「顕微鏡を使った歯周内科治療」です。

歯周内科治療の治療方法

この治療方法には4つの大きなポイントがあります。

  1. 位相差顕微鏡での菌の確認
  2. 細菌の除去薬剤の内服
  3. 除去後の歯石とり

特に1は、非常に大きなポイントです。位相差顕微鏡でお口の中の菌を確認しなくてはなりません。歯周病菌がいるのか、あるいは、非常にきれいなのか。位相差顕微鏡で確認しないと、お薬の選択ができないのです。

治療の流れ

STEP
初診・カウンセリング
  • 患者様の口腔内の状態を把握し、歯周病に関する症状や治療に対する不安や質問に答えます。
  • 患者様の全体的な健康状態や、生活習慣についてもヒアリングします。
STEP
診断
  • 口腔内検査と、必要に応じてレントゲン撮影を行い、歯周病の進行度合いを評価します。
  • 位相差顕微鏡を使用して、口腔内の細菌やカビの状態を確認します。このステップは、治療計画を立てる上で非常に重要なポイントです。
STEP
治療計画の立案
  • 位相差顕微鏡による診断結果を基に、患者様一人ひとりの口腔内の状態に合わせた個別の治療計画を立案します。
  • 治療方法、予想される治療期間、治療費用について患者様と共有し、同意を得ます。
STEP
専門的なクリーニング
  • 歯石除去やプラークコントロールを行い、口腔内の環境を改善します。
STEP
位相差顕微鏡による治療

位相差顕微鏡で確認された細菌やカビに対して、以下の治療を順番に実施します。

  1. 細菌の除去薬剤の内服
    • 細菌に対する最適な薬剤を選択し、内服します。
  2. 歯石とり
    • 細菌の除去後、歯石を取り除きます。
STEP
再評価
  • 治療の効果を評価するために、位相差顕微鏡による再確認を含めた口腔内検査を実施します。
  • 必要に応じて、追加治療の計画を立てます。
STEP
維持管理
  • 定期的な検診とクリーニングを通じて、治療効果の維持と再発防止に努めます。
  • 正しい歯磨き方法や、口腔衛生の維持についての指導を行います。
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